解決済 103D51 03.血液

wash outしたい時の処置について

この問題ではCaが高値であり、wash out のため a 生理食塩液を点滴静注するというのが正解でしたが、ここが e 血漿交換で不正解である理由がわかりません。

(例えば、WMの過粘稠度症候群の時、対症療法として血漿交換がありますが、これは wash out のための"血漿交換"ではないのですか?)

ほずみ先生が「wash out」と使われるその真の意味がわかっていないのだと思います。
何卒、解説をよろしくお願い致します。

回答2件

  • http://www.h.u-tokyo.ac.jp/touseki/toseki/pe.html

    ↑上記を読んでみるとよいでしょう。
    血漿交換療法では破棄した血漿分を、新鮮凍結血漿あるいは5%アルブミン製剤で補います。
    つまりはある意味 "高級な" 治療法であり、高Ca血症(対処としては単に血を薄めればよいだけ)に使うには "恐れ多い" 治療法というイメージです。

    よって適応となる疾患も限られていて、それを1つ1つ覚えていくことになるわけですね。
    ↑ページの「適応となる疾患」もチェックしてみてください。

  • ありがとうございました!

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  • 問題参照 103D51

    58歳の男性。食欲不振と意識混濁とを主訴に家族に伴われて来院した。4か月前の健康診断で貧血を指摘されたが放置していた。1か月前から夕方になると軽い腰痛があった。3日前から食欲がなくなり、今朝からぼんやりしているのに家族が気付いた。喫煙は25本/日を28年間。意識レベルはJCS I-2。体温37.6℃。脈拍96/分、整。血圧122/74mmHg。胸部では心尖部に2/6度の収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白2+、糖(-)。血液所見:赤血球286万、Hb 8.6g/dL、Ht 26%、白血球3,100(桿状核好中球3%、分葉核好中球34%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球58%)、血小板5.6万。血液生化学所見:血糖97mg/dL、総蛋白10.8g/dL、アルブミン3.2g/dL、尿素窒素36mg/dL、クレアチニン3.2mg/dL、尿酸9.8mg/dL、総コレステロール132mg/dL、総ビリルビン1.0mg/dL、AST 31U/L、ALT 40U/L、LD 488U/L(基準176~353)、ALP 534U/L(基準115~359)、Na 138mEq/L、K 5.1mEq/L、Cl 104mEq/L、Ca 12.6mg/dL。CRP 1.8mg/dL。頭部エックス線写真を別に示す。
    まず行うのはどれか。
    • a 生理食塩液の点滴静注
    • b 濃厚赤血球輸血
    • c 血小板輸血
    • d 血液透析
    • e 血漿交換
  • 関連トピック

    なし