解決済 110B13 24.公衆衛生

per protocol解析について

お世話になります。
この問題でもしITT解析ではなくper protocol解析で行なった場合、答えは脱落した110-115で行うのか、それとも実際の治療を行った116-130になるのかどちらでしょうか?
回答お待ちしております。

回答2件

  • 前者の110-115人だと思います。
    per protocol解析では、決められた通り治療が行われた被験者に限って分析するので、治療の効果を見やすいという利点がありますが、(副作用などで)中断してしまった人を除くので効果を過大評価してしまう危険があるとされています。
    116-130人でも実際に治療を行った人の比較になりますが、それでは元々A群とB群がランダム割り付けで均質になっていると考えられるのに、そこから(患者の希望などにせよ)恣意的に手を加えた解析グループになってしまい、ランダム化した意味がなくなってしまいます。また盲検試験の場合は治療を変更した人たちは盲検になっていない可能性があります。

  • masamasa1さん 
    2群の均質化が保障されていない点で納得が行きました。
    御回答ありがとうございました。

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  • 問題参照 110B13

    治療Aと治療Bとの比較を目的としたランダム化比較試験〈無作為比較対照試験〉を行った。割付と実際の治療人数の表を示す。
    intention to treat〈ITT〉で2つの治療を比較するときに、治療Aと治療Bの人数の組合せで正しいのはどれか。
    治療Aを実際に行った 治療Bを実際に行った 治療開始前に死亡した 合計
    治療A割付 110人 15人 4人 129人
    治療B割付 6人 115人 0人 121人
    合計 116人 130人 4人 250人

    治療A 治療B
    • a 110人 --------- 115人
    • b 114人 --------- 115人
    • c 116人 --------- 130人
    • d 125人 --------- 121人
    • e 129人 --------- 121人
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