解決済 103I52 02.内分泌代謝

アルコール依存症と低血糖発作

解説ではb.低血糖発作を選べない理由が「酒類には糖分をたくさん含んでおり、低血糖は考えにくい。」となっておりますが、アルコール摂取は低血糖リスクと理解しています。(111I34のa解説および、https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-013.html(厚生労働省情報サイト)参照)
2020新しい内科外科の問題解説講義内でもb.低血糖には特に触れられていませんでしたが、脳室周囲高信号のFLAIR像で低血糖は除外できるのでしょうか。
低血糖のMRI像を調べたところ皮質・基底核・海馬が障害されT2W、FLAIRおよびDWIで高信号となりやすいことはわかりましたが、結論は出せませんでした。

b.の解説と併せてどのように判断すべきかご教授いただければ幸いです。

回答2件

  • うーむ、たしかに今一つな解説ですな。手を加えておきます。
    低血糖発作は文字通り発作的にきますので、「朝から〜暴れるようになった」といったところが合致しませんね。
    MRIで非特異的な変化は出るかもですが、そもそも設問文が「診断はどれか」なので、MRI単独で低血糖発作を診断することは考えにくいと思います。

  • 追記いただいた解説で疑問解決致しました。MRIも臨床的に確かにそう思います。
    ありがとうございました。

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  • 問題参照 103I52

    53歳の男性。建設作業に従事している。朝から意味不明なことを言い、暴れるようになったため搬入された。日本酒で晩酌を20年間。1年前から食事を十分にとらず、酒量も増えて1升(1.8L)/日になった。昨夜も飲酒していた。頭部単純MRIのFLAIR像(A、B)を別に示す。
    診断はどれか。
    • a ペラグラ
    • b 低血糖発作
    • c Wernicke脳症
    • d 一酸化炭素中毒
    • e シンナー(トルエン)中毒
  • 関連トピック

    なし