解決済 110D55 02.内分泌代謝

2型DMに対するインスリン治療開始の基準

本問では治療歴のない2型と思われるDM患者に対して
経口血糖降下薬ではなくインスリン治療が開始されています。

腎機能が悪いためビグアナイドを切る、というのは分かるのですが、
一般的に2型DMに対してインスリン治療を開始する基準というのはあるのでしょうか?
カットオフ値等あればご教示いただければと思います、宜しくお願い致します。

回答2件

  • 本症例では長期にわたりDMが放置され、空腹時ですら血糖がかなり高い状態です。この場合糖毒性があり、通常の経口血糖降下薬では効果に乏しく、まずはインスリンを使用ししっかり糖毒性を取ることが先決です。また、その間にインスリン分泌能をみたり、若年者ですので1型も鑑別に挙げ精査したりします。その上でインスリンから経口薬に変更できれば徐々に移行していくという流れになるかと思います。お答えになっていれば幸いです。

  • こち様
    ご回答をどうもありがとうございます!
    なるほど、やはりレスキュー的に取り急ぎインスリンを入れた上で、今後は経口血糖降下薬へと変えていくこともありうる、ということですね。大変スッキリしました!
    どうもありがとうございました。

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  • 問題参照 110D55

    33歳の男性。増殖前糖尿病網膜症の治療を目的とし紹介されて来院した。10年前から健康診断で尿糖陽性を指摘されていたが自覚症状がないためそのままにしていた。最近、視力低下を自覚したため自宅近くの眼科を受診した。増殖前糖尿病網膜症と診断され、紹介されて受診した。父親が糖尿病で治療中である。身長172cm、体重64kg。脈拍88/分、整。血圧176/92mmHg。尿所見:蛋白4+、糖3+。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dL、アルブミン3.8g/dL、クレアチニン1.8mg/dL、空腹時血糖176mg/dL、HbA1c 8.5%(基準4.6〜6.2)。
    眼科的治療を開始するとともに行うべきなのはどれか。2つ選べ
    • a 積極的な運動療法を勧める。
    • b ビグアナイド薬を投与する。
    • c 塩分の摂取制限を指導する。
    • d 蛋白質の積極的な摂取を勧める。
    • e 少量のインスリンの分割投与を開始する。
  • 関連トピック

    なし