解決済 111D40 12.小児科

Chiari奇形について

初めまして。Chiari奇形について質問です。

Chiari奇形では延髄の脊柱管内への陥入の有無により型が分けられますが、延髄陥入の見極めがイマイチ分かりません。
また今回の症例のようなChiariⅠ型でも、小脳扁桃の陥入により髄液流出路の閉塞をきたし水頭症を合併することはないのでしょうか。

勉強不足で恐縮ですが、どなたか回答お願い致します。

回答4件

  • https://www.akita-noken.jp/general/sick/spinal-cord/page-2490/

    ↑によれば、I型でも10〜30%に水頭症を伴うようですね。が、これが「可能性が最も高い」のか、というとそうではないので正解にはなりません。

    I型とII型の見極めですが、111D-40がI型、練習問題に載っている96D-47がII型です。延髄で見るのではなく、橋と大後頭孔の距離感でみると分かりやすいかもしれません。

    • 理論的に水頭症の可能性はあっても、疫学的には少ないのですね。納得です。
      また型の判別も橋と大後頭孔の位置関係で考えると理解しやすいですね。

      大変勉強になりました、ありがとうございます。

  • Chiari奇形の型の鑑別ですが、1型は成人期・小児期に好発、2型は乳幼児期までに好発するという疫学的な観点から推測することはできないでしょうか?

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  • 問題参照 111D40

    12歳の男児。サッカーの練習をすると頭が痛くなることを主訴に父親に連れられて来院した。安静時は体位にかかわらず頭痛はない。意識は清明。脈拍76/分、整。血圧126/74mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。頭部MRIのT2強調矢状断像を別に示す。

    今後、発症する可能性が最も高いのはどれか。

    • a 水頭症
    • b 脳梗塞
    • c 脊髄空洞症
    • d くも膜嚢胞
    • e 小脳血管芽腫
  • 関連トピック

    なし