解決済 109A35 08.消化管

急性虫垂炎の手術または抗菌薬の適応

虫垂炎の治療についての質問です。
腹膜刺激症状があれば、オペ適応なのはわかるのですが、まずする事はという設問があればオペの前に抗菌薬を投与するのですか?

回答1件

  • この症例は、まだ腹膜刺激徴候が限局してますが、腸雑音の低下や高度な炎症所見もあり、汎発性腹膜炎に移行しうるとの判断で手術が正答なのだと思います。CTでは、Free airこそないものの大きな糞石と著名な小腸ガスの貯留、病変部の腸管壁の浮腫が見られており、本症例の緊急性は確かに高そうに思います…。が、画像所見がもう少しマイルドだったり総合的にみて穿孔の危険性緊急性が高くないと判断されたら、こむたんさんのおっしゃるように、むしろまずは絶食+抗菌薬で加療されることも多いのではないでしょうか?
    (限局性の腹膜炎のときに抗菌薬と手術のどっちを選択するかは国試的には明確ではなくて、症例ごとに現場判断してるんじゃないかと思います。例えば、99C50も似たような病歴と症状の症例ですが、こちらはまず抗菌薬で様子見しているようです。)

    この症例のような特に既往のない健康な若年女性の場合は、整容性の観点からみても腹腔鏡手術のよい適応かと思います。保存的に加療できず手術するにしても、抗菌薬等で少しでも炎症を落ち着かせた後に待機的に手術することで、腹腔鏡手術も容易になるんじゃないかと思います。

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  • 問題参照 109A35

    45歳の女性。腹痛を主訴に来院した。昨日の昼食後から心窩部痛が出現し、上腹部不快感と悪心とを伴っていた。今朝には痛みが下腹部にも広がり徐々に増強し、歩くと腹壁に響くようになったため受診した。妊娠の可能性はないという。体温37.8℃。脈拍92/分、整。血圧112/70mmHg。呼吸数18/分。腹部は平坦で、右下腹部に圧痛と反跳痛とを認める。腸雑音は低下している。肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血(−)。血液所見:赤血球471万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球14,800、血小板32万。血液生化学所見:総ビリルビン1.3mg/dL、AST 15U/L、ALT 15U/L、ALP 154U/L(基準115〜359)、γ-GTP 10U/L(基準8〜50)、アミラーゼ35U/L(基準37〜160)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖112mg/dL。CRP 3.4mg/dL。腹部超音波検査は腸管ガスにて所見は不明瞭であった。腹部単純CT(A、B、C)を別に示す。
    治療として最も適切なのはどれか。
    • a 胆嚢摘出術
    • b 虫垂切除術
    • c 右付属器摘出術
    • d 体外衝撃波結石破砕術
    • e 経皮経肝胆嚢ドレナージ
  • 関連トピック

    なし