解決済 104D52 06.呼吸器

胸部CT所見について

CTにてすりガラス陰影がみられると(個人的に)思ったのですが、LAMですりガラス陰影はみられるのでしょうか。
また、『すりガラス陰影=間質性肺疾患』とイメージしているのですが、例外はあるのでしょうか。

回答1件

  • この問題では個人的にすりガラス陰影は見られないように感じてしまいました!

    Lamは肺胞やリンパ管を破裂させるだけで、感染症のように激しく炎症を引き起こすわけではないので基本的にはすりガラス陰影はみられないと思います。

    また肺気腫病変や峰巣肺、すりガラス陰影がごちゃ混ぜになっている可能性はありますか?

    肺気腫病変や峰巣肺は肺胞の形状(肺胞の輪郭)で、陰影(肺胞の中の影)とはまた異なります。

    陰影についてですが、そもそも浸潤影とすりガラス陰影があり、正常な肺なら本来見られる黒い影が奥に全く見えず真っ白く塗りつぶされたものを浸潤影と呼びます!

    しかしそれ以外の時はすりガラス陰影と呼び、少しだけ肺に水が溜まっている時(感染症や左心不全など)や間質生肺炎で炎症が肺実質に波及している時に見られます。

    要するにすりガラス陰影は肺に炎症があるな~くらいしかわからないと思います。

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  • 問題参照 104D52

    32歳の女性。右胸痛と呼吸困難とを主訴に来院した。3か月前に右腎腫瘍破裂で止血のために腫瘍血管塞栓術を行い症状は改善した。昨日、突然の右胸痛を自覚し次第に増強して呼吸困難も出現した。意識は清明。身長154cm、体重41kg。体温36.9℃。脈拍96/分、整。血圧96/60 mmHg。来院後、右気胸に対して胸腔ドレナージを行い、胸痛と呼吸困難とは改善した。胸部エックス線写真(A)と胸腔ドレナージ後の胸部単純CT(B)とを別に示す。
    考えられるのはどれか。
    • a 肺胞蛋白症
    • b 気管支性嚢胞
    • c びまん性汎細気管支炎
    • d 特発性間質性肺炎〈IIPs〉
    • e 肺リンパ脈管筋腫症〈LAM〉
  • 関連トピック

    なし