110I17

プロトンポンプ阻害薬の投与で血中濃度が上昇するのはどれか。
グレリン
ガストリン
ソマトスタチン
コレシストキニン
グルカゴン類似ペプチド1〈GLP-1〉

解答: b

110I17の解説

a 空腹時に産生され、食欲を亢進させるホルモンである。
b 正しい。プロトンポンプ阻害薬の投与により、胃液の産生が低下する。このフィードバックによりガストリンは血中で増加する。
c ソマトスタチン〈SS〉は様々な分泌を抑制する働きをもつ。
d 胆嚢収縮を担うホルモンである。一部セクレチン作用も持ち、胃液分泌を抑制する。
e インスリン分泌や食欲を抑制する作用をもつホルモンである。ガストリンを抑制する働きも持つ。
※c〜eのホルモンをプロトンポンプ阻害薬投与時に血中で増加させてしまうと、胃液がさらに減少してしまう。LH surgeなどの例外を除き、一般に人体ではこうしたポジティブフィードバックは働きにくい。

正答率:74%

テーマ:プロトンポンプ阻害薬投与で血中濃度が上昇するもの

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