110G14

高齢者の嚥下障害について正しいのはどれか。
水分の誤嚥は少ない。
体位の影響を受けない。
喉頭閉鎖不全を伴わない。
サルコぺニアの要因ではない。
むせがなくても誤嚥を否定できない。

解答: e

110G14の解説

a 水分はトロみが少ないため、誤嚥しやすい。
b 体位の影響は強く受ける。たとえば仰臥位では座位より誤嚥しやすい。
c 喉頭閉鎖不全があれば嚥下障害はきたしやすい。むろん喉頭閉鎖不全以外の原因で嚥下障害を呈する患者もいるが、本選択肢は言い切りの形となっており不正解と判断すべき。
d 高齢者の嚥下障害により、栄養摂取が困難となる。これはサルコペニアの要因となる。
e 正しい。不顕性誤嚥という概念が存在する。つまりはむせがなくても誤嚥している可能性はあるわけで、本選択肢は確実に正しい。

正答率:99%

テーマ:高齢者の嚥下障害について

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