110E50

45歳の男性。夜盲を主訴に来院した。10年前から両眼の夜盲を自覚していたが徐々に進行してきたため受診した。両眼の眼底写真(A)と網膜電図(B)とを別に示す。
右眼の視野検査の結果(C①〜⑤)のうち、この患者の視野はどれか。

解答: e

110E50の解説

Aでは両側性の骨小体様沈着物を、Bでは網膜電図のflat化を、それぞれ認める。夜盲という主訴と合わせ、網膜色素変性症を考える。
a ①はラケット状暗点。球後視神経炎でみられる。
b ②は弓状暗点。開放隅角緑内障でみられる。
c ③はらせん状暗点。心因性が考えやすい。
d ④は鼻側半盲。網膜剥離で該当領域の網膜が障害された際にみられる。
e 正しい。⑤は輪状暗点。網膜色素変性症でみられる。

正答率:59%

テーマ:網膜色素変性症で予想される視野

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