109I70

30歳の男性。大企業の営業職。気分が晴れず職場に行くことができないことを主訴に妻に付き添われて来院した。3か月前に商品納入のトラブルで取引先の会社の担当者に罵倒され、その後、自責の念が強くなり、抑うつ気分、早朝覚醒および倦怠感が続き、3日前から会社に行けないと休むようになった。2週前の会社の健康診断では異常を指摘されていない。身体所見、臨床検査および画像検査で異常を認めない。
抑うつへの治療とともにとるべき対応として適切なのはどれか。
労働災害の認定をする。
労働基準監督署に連絡する。
直ちに転職することを勧める。
産業医にも相談することを勧める。
取引先の産業医に状況を確認する。

解答: d

109I70の解説

自責の念、抑うつ気分、早朝覚醒および倦怠感よりうつ病の診断は容易。
a 労働災害の認定は労働基準監督署長。
b 労働基準監督署に連絡をするのは労働者(やその家族)であり、医師がそこまで踏み込むことはごく稀。
c 重大な決断は避けるべき。
d 正しい。自社の産業医に相談するのも手であろう。
e 他社の産業医の管轄ではない。

正答率:88%

テーマ:抑うつ状態の労働者に産業医がとるべき対応

フォーラムへ投稿

関連トピック