109D13

視神経脊髄炎で高率にみられるのはどれか。(編注:「特異度が高いのは」と読み替えよ)
血清IgE高値
髄液単核球増加
血清抗アクアポリン4抗体陽性
髄液ミエリン塩基性蛋白抗原高値
血清抗ガングリオシドGQ1b抗体陽性

解答: c

109D13の解説

視神経脊髄炎〈NMO〉は多発性硬化症〈MS〉と類似しているが、抗アクアポリン4抗体の存在・3椎体以上に渡る病変により差別化されるのがポイント。107I32も参照。
a 抗アクアポリン4抗体はNMO-IgGとも呼ばれる。
b NMOでは髄液中好中球の増加をみる。
c 正しい。上記の通り。
d ミエリン塩基性蛋白は髄鞘の構成要素。脊髄の神経にも髄鞘は存在するため、NMOでも上昇する可能性はあるが「高率」とまではいえず、特異度も高くない。
e 抗ガングリオシドGQ1b抗体はFisher症候群で陽性となる。

正答率:92%

テーマ:視神経脊髄炎〈NMO〉の所見

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