108B47

14歳の男子。家庭や学校で反抗的な態度が目立つことを主訴に学校から勧められ、母親に伴われて来院した。半年前から特に母親に対して反抗的で、注意をすると怒鳴り、家具を叩くことが多いという。学校でも担任教師に時々反抗的な態度をとるが、暴力を振るうことはない。欠席はなく成績は中程度であり、バスケットボール部の活動には積極的に参加している。診察場面では礼節は保たれており、穏やかに会話をする。身体診察では異常所見を認めない。
対応として適切なのはどれか。
カウンセリングを行う。
中枢神経刺激薬を処方する。
ベンゾジアゼピン系薬を処方する。
ノルアドレナリン再取り込み阻害薬を処方する。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉を処方する。

解答: a

108B47の解説

14歳の男子が家庭や学校で反抗的な態度をとる、とのことで単なる反抗期が考えやすい。「診察場面では礼節は保たれており、穏やかに会話をする」とあり、精神科疾患は考えにくそうだ。
a 正しい。カウンセリングで対応する。
b~e 薬剤投与が必要な病態ではない。

正答率:99%

テーマ:反抗期の14歳男子への対応

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