107I66

74歳の女性。右股関節部の運動痛と起立不能とを主訴に来院した。本日、自宅玄関の段差につまずいて転倒し、動けないところを家族が発見し救急外来を受診した。昨日までは手押し車を押して近所まで買い物に行くことが可能であった。意識は清明。右下肢以外の自動運動は可能である。座位では疼痛は少ないが、右股関節を内外旋させると疼痛が強い。支えても立位をとることはできない。四肢反射の亢進はなく、感覚障害を認めない。両股関節エックス線写真を別に示す。
診断はどれか。
恥骨骨折
腸骨骨折
股関節脱臼
大腿骨近位部骨折
大腿骨転子下骨折

解答: d

107I66の解説

高齢女性の転倒後にみられた右股関節部の運動痛と起立不能であり、想起すべき疾患は自ずと決まってくる。画像では右大腿骨頸部に骨折線を指摘可能。
a 恥骨に異常は指摘できない。
b 腸骨に異常は指摘できない。
c 大腿骨頭は臼蓋にしっかりとはまりこんでおり、脱臼はみられない。
d 正しい。大腿骨頸部は大腿骨近位部に分類される。
e 大腿骨の転子下には骨折線はみられない。

正答率:77%

テーマ:大腿骨近位部骨折の診断

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし