107F24

72歳の男性。病期IVの胃癌で緩和ケアのため入院中である。在宅ホスピスへの移行に際し、患者本人と家族との間で療養環境について意見の対立が起こったため担当医師が患者本人と家族の意見をそれぞれ十分に聞いた。
次に行う対応として最も適切なのはどれか。
弁護士に相談する。
看護部長に相談する。
福祉事務所に相談する。
多職種からなるチームで話し合う。
担当医師が単独で方針を決定する。

解答: d

107F24の解説

緩和ケアにおける患者本人と家族との間での意見対立。日常的によくあるストーリーなのだが、実際の介入はかなり難しい。
a 法的な議論が有効な場面ではなかろう。
b 看護部長が何か決定権を持つわけではない。
c 福祉事務所は生活保護や児童虐待に関与する。
d 正しい。必修らしい最も無難な選択肢である。
e 担当医師が単独で方針を決定できる場面ではない。

正答率:99%

テーマ:患者・家族間で意見の対立が起こった場合の対応

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