107C10

採血手技について正しいのはどれか。
血管の穿刺は消毒用アルコールが乾いてから行う。
生化学検査の検体を採取するときは手袋は不要である。
血液培養の検体を採取するときは鼠径部を第一選択とする。
動脈血ガス分析の検体を採取後は穿刺部を10秒間圧迫する。
血液の流出が少ないときは強い陰圧をかけて検体を採取する。

解答: a

107C10の解説

a 正しい。アルコールが乾く前に穿刺してしまうことが多いが、厳密には消毒が完了しておらず不適切である。
b 手袋は装着すべき。
c 血液培養の検体は通常の採血で採取したものでよい。わざわざ鼠径部から採取する必要はない。
d 動脈血であり、10秒間の圧迫では不十分。5〜10分間は圧迫したい。
e 強い陰圧をかけると溶血してしまい、検査結果が正常に出ないことがある。

正答率:86%

テーマ:採血手技について

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