106H3

急性冠症候群で認められる胸痛の特徴はどれか。
悪心を伴う。
部位が移動する。
1週間以上持続する。
圧迫によって増強する。
深吸気によって増強する。

解答: a

106H3の解説

a 正しい。悪心・嘔吐を伴うため、消化管疾患と誤診する症例も少なくない。
b 部位が移動するのは大動脈解離に特徴的な所見。
c 急性冠症候群〈ACS〉の胸痛は数十分〜数日であり、1週間以上は持続しない。
d 圧迫によって増強する場合、神経系や筋骨格系の疼痛である可能性が高い。
e 深吸気によって増強するのは胸膜炎である。

正答率:77%

テーマ:急性冠症候群〈ACS〉で認められる胸痛の特徴

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