106A5

歩行時に増強し、立ち止まることでは軽快せず、座ることで消退する両下肢痛を認める。
最も考えられるのはどれか。
脊椎分離症
Buerger病
腰椎圧迫骨折
腰部脊柱管狭窄症
閉塞性動脈硬化症

解答: d

106A5の解説

間欠性跛行をきたす病態が問われている。血管性と神経性を鑑別することとなるが、本問では「座ることで消退する」とあるため、体位依存性の病態、すなわち神経性を考えたい。
a 椎体と棘突起部が分離してしまう病態。分離単独では症状に乏しく、脊椎すべり症まで進展したケースで神経症状が出現する。
b・e これらは血管性の間欠性跛行を呈する。
c 腰椎圧迫骨折では腰痛が主訴となる。脊髄障害まで呈したケースでは神経症状が出現しうるが、圧迫骨折単独では間欠性跛行をみない。
d 正しい。腰部脊柱管狭窄症は神経性の間欠性跛行を呈する代表疾患である。

正答率:92%

テーマ:間欠性跛行の原因

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