106I23

急性大動脈解離で認められないのはどれか。
対麻痺
意識消失
尿量減少
Raynaud現象
上肢血圧の左右差

解答: d

106I23の解説

a 前脊髄動脈まで大動脈解離が及んだ場合は虚血により対麻痺を生じる場合がある。
b 頸部の分枝動脈まで解離が及んだ場合には脳虚血により意識消失をきたすことがある。
c 腎動脈まで解離が及んだ場合には、腎血流量が低下し尿量が減少する。
d 誤り。Raynaud現象は膠原病などでしばしば目にする病態である。手先の小動脈の収縮によって循環障害が起こる。
e 鎖骨下動脈あるいは腕頭動脈まで解離が及んだ場合に血圧の左右差が生じる。

正答率:84%

テーマ:大動脈解離の症候

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