105G44

23歳の女性。無月経を主訴に来院した。初経以来月経に異常はなかったが、半年前から無月経となった。1年前からダイエットを始め体重は10kg減少したが、現在もダイエットを続けている。性格は明るく、職場や家庭においても人間関係は良好である。身長158cm、体重44kg。
無月経の原因として最も考えられる部位はどれか。
視床下部・下垂体
甲状腺
副腎皮質
卵巣
子宮

解答: a

105G44の解説

半年前から無月経の続く23歳の女性である。1年間ダイエットを続けており、身長158cm、体重44kg、BMI=17.6と痩せ型であることから体重減少性無月経を想起する。
a 正しい。視床下部・下垂体により体重減少をきたし、無月経となったと考えられる。
b 甲状腺機能低下による無月経では肥満を伴うことが多い。
c 副腎皮質の増減により無月経をきたすこともあるが、いずれにしても本例とは臨床像が異なる。
d・e 形態異常や妊娠歴もなく、子宮性や卵巣性の無月経は考えにくい。

正答率:91%

テーマ:体重減少性無月経の原因部位

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