105I8

前庭神経炎で正しいのはどれか。
補充現象が陽性である。
頭位変換眼振を認める。
低音障害型感音難聴を伴う。
温度眼振検査は正常である。
めまいは数日から2か月程度続く。

解答: e

105I8の解説

a 補充現象とは感音性難聴において、ある閾値異常の音が健常耳よりも大きく聞こえることをいう。前庭神経炎は難聴を起こさないので誤り。
b 水平回旋性眼振を認めることがある。頭位変換眼振は良性発作性頭位眩暈症で認める。
c 前庭神経炎では難聴を伴わない。
d 温度眼振検査(カロリックテスト)では半規管麻痺のため眼振を認めないか左右差があるか、となる。
e 正しい。数日から数か月でめまいは消失するといわれている。

正答率:79%

テーマ:前庭神経炎について

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