105A17

呼吸困難をきたすのはどれか。2つ選べ
声帯結節
喉頭肉芽腫
咽喉頭異常感症
急性声門下喉頭炎
両側反回神経麻痺

解答: d,e

105A17の解説

呼吸困難をきたす疾患は理解しておきたい。
a 声帯前1/3部に向かい合うような生じる小さな結節。上皮の過形成であり、呼吸困難は起こらない。
b 声の出しすぎや習慣的な大声、逆流性食道炎など物理的な刺激で声門付近にできる良性腫瘍。物理的な刺激としては挿管も原因となりえる。あくまで良性腫瘍であり、呼吸困難をきたすことはほぼない。
c 咽頭部の狭窄感や不快感を感じるにもかかわらず器質的異常が認められない状態。比較的若年の女性に多い。
d 正しい。クループ症候群の1つ。声門下の粘膜が腫脹し犬吠様咳嗽とともに夜間に発生する呼吸困難を認める。
e 正しい。「両側」というのがポイント。両側の声門が正中で固定し、気道閉塞となる。一側では呼吸困難は起こらない。

正答率:76%

テーマ:呼吸困難をきたす咽頭・喉頭所見

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