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    1.  この症例の慢性腎不全の悪化による高カリウム血症は、致死的不整脈の原因になりえるため、高カリウム血症の対処が先決ではないでしょうか。
       確かに、血糖:180mg/dlも治療しないといけないかもしれませんが、血糖は、高血糖より低血糖が意識障害の原因になる可能性が高いため、静注だとしても、高カリウム血症の対処に比べて優先度は低いかもしれませんね。

  1. インスリンを投与すれば高K血症の補正にもなり一石二鳥だと思うのですが、いかがでしょう。

    1. 緊急時はKを下げることではなく、VF等で死んでしまうのを予防することが優先されます。

  2. eが×となる理由としては、「グルコースのみ」で「皮下注射」であることだと思われます。高カリウム血症の対処法として確かにインスリンは有効ですが、それはGI療法と言ってグルコースとインスリンを同時に投与する必要があります。(グルコースが必要なのは、インスリンによってグルコースとカリウムは同時に細胞内に入るので、低血糖を予防するためです。)確かに本症例では血糖180mg/dlで、一見グルコース不要のように思われますが、インスリン1単位当たりで下がる血糖はおよそ15mg/dlです。GI療法では10単位入れる場合が多いので、150mg/dlほど血糖値が下がる計算になります。
    したがって、インスリン単独投与ではなく、グルコースを補う必要が出てきます。
    また皮下注射である場合、インスリンの作用は緩徐です。本症例のような緊急性の高い高カリウム血症において皮下注は適切ではなく、より即効性のある静脈注射が必要となります。
    以上の事から、eは誤りであると判断されます。

    1. 「グルコースのみ」→「インスリンのみ」
      です。失礼しました。

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