104D45

24歳の男性。皮疹と口腔内の違和感とを主訴に来院した。2か月前からバナナやメロンを摂取後10分位で口腔内に違和感が生じ、時々息苦しくなっていた。昨日、バナナを摂取後、同様の症状に加えて体幹と四肢とに多数の膨疹が生じた。検査手技と関連した写真(①~⑤)を別に示す。
診断に有用なのはどれか。

解答: d

104D45の解説

「バナナやメロンを摂取後10分位で口腔内に違和感」という記載からはラテックス・フルーツアレルギーを考える。「摂取後10分位」という記載からはI型アレルギーの機序が考えやすい。
a 光線療法や光線過敏の検査に用いる装置。
b 神経学的診察に用いる器具。
c KOH法。皮膚真菌感染の検査に用いる。
d 正しい。プリックテストであり、I型アレルギーの検査である。Behçet病の検査に用いる針反応と考えてしまうと解けないが、他に選択肢がないためそうは考えないこととする。
e パッチテストであり、IV型アレルギーの検査。

正答率:78%

テーマ:ラテックス・フルーツアレルギーの検査

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