104F25

受診した患者にある疾患を疑い、2つの異なる検査Aと検査Bとを施行した。結果は検査Aが陰性、検査Bが陽性であった。いずれの検査も感度50%、特異度95%である。
検査前と比較した検査後の疾患を有する確率として正しいのはどれか。
小さくなる。
変化しない。
大きくなる。
大きくなる場合と小さくなる場合がある。
予測ができなくなる。

解答: c

104F25の解説

「ある疾患」についての検査前確率は自由に設定できるため、任意の確率を仮定して実際に計算しても良い。検査前確率を20%とすると、検査陽性の場合の検査後確率は検査前確率に対し約3.5倍と増加する。
a〜e 特異度95%の検査で陽性であり確定診断へ近づくため、検査後確率は大きくなる。ゆえにcが正しい。

正答率:62%

テーマ:検査前確率と比較した検査後確率の変化

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