104F16

45歳の男性。人間ドックでγ-GTPが105U/L(基準8~50)と異常を指摘されたため来院した。その他の肝機能検査に異常を認めなかった。腹部超音波検査では脂肪肝を認めた。B型とC型肝炎ウイルスは陰性であった。身長165cm、体重72kg。缶ビール(350ml)1本を10年間毎日飲んでいる。最近は仕事が忙しくて深夜帰宅し、夜食もとっている。ここ3か月で体重が5kg増えている。
指導事項として最も適切なのはどれか。
禁酒
経過観察
食生活の改善
睡眠時間の確保
勤務時間の短縮

解答: c

104F16の解説

a 缶ビール1日1本は適量である。
b γ-GTPの高値、体重増加も著しく経過観察は不適切。
c 正しい。夜食も多く、食生活に伴う脂肪肝と考える。
d・e 身体的ストレスは強いが、γ-GTPの上昇に直接的に影響はしない。

正答率:92%

テーマ:脂肪性肝炎の生活指導

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