103I42

35歳の男性。耳鳴りを主訴に来院した。ハンマーを用いて金属の打撃を行う騒音作業に10年以上従事している。会話聴取に問題はない。
障害されやすい周波数域はどれか。
250 Hz
500 Hz
1000 Hz
4000 Hz
8000 Hz

解答: d

103I42の解説

騒音作業による騒音性難聴である。両側性の感音難聴でc5-dipという4,000Hz付近の聴力低下が特徴である。85dB以上の音を慢性的に聞いていると生じるため、イヤホンの長期間装用でも生じる。
a〜c・e 障害されない。
d 正しい。日常会話は500〜2,000Hzなのでc5-dipには気が付きにくい。

正答率:95%

テーマ:騒音性難聴で障害されやすい周波数域

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