103H7

医療面接中に腕時計に目をやるという医師の無意識の動作を、患者は「会話を切り上げたい気持ちの表れ」と受け止めた。
この状況の解釈として最も適切なのはどれか。
コミュニケーションは意図と関係なく起こる。
患者は医師の意図とは反対に反応する傾向がある。
医療面接中は患者の目から視線を離さない方がよい。
医師は無意識の動作に対する患者の反応に責任はない。
医療面接では非言語的コミュニケーションは避ける方がよい。

解答: a

103H7の解説

a 正しい。医師としては特に「会話を切り上げたい」と思っていなかったかもしれない。が、実際に患者はそう思ったのだ。非言語的コミュニケーションの代表例と言える。
b 必ずしも反対に反応するとは限らない。
c 適切なアイコンタクトが有効。じーっと見られていても気持ち悪い。
d 非言語的コミュニケーションを患者がどう感じようが、自由だ(責任はない)。間違っている記載ではないが、解釈として最も適切とはいえない。
e ベテランの医師は非言語的コミュニケーションをうまく活用する。

正答率:87%

テーマ:非言語コミュニケーションについて

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