103G35

高校生が野球の練習中にボールを胸に受けて意識消失した。
最も考えられるのはどれか。
心静止
洞性徐脈
心室細動
房室ブロック
右脚ブロック

解答: c

103G35の解説

a cに記述した通り心静止ではなく心室細動である。
b 洞性徐脈では意識消失は起こりにくい。また、ボールを胸に強打しても徐脈は起こらない。
c 正しい。R on TのようにT波に重なるタイミングで胸にボールが強打することによって心室細動が生じる。心臓震盪と言う。
d 完全房室ブロックであれば意識消失をきたしうるが、若年で房室ブロックの発症は稀である。また、ボールに強打することでは房室ブロックは起こらない。
e 右脚ブロックで症状はない。

正答率:82%

テーマ:心臓震盪(心室細動〈VF〉)の診断

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