103F16

50歳の男性。30年の喫煙歴があり、禁煙のため薬物療法を受けたいと来院した。
薬物療法が最も良い適応となる患者の状況はどれか。
「食後につい吸ってしまいます」
「1日の喫煙本数は10本くらいです」
「朝、目覚めるとすぐにタバコを吸います」
「徐々に喫煙本数を減らしたいと考えています」
「病院や映画館などで吸えなくても別に平気です」

解答: c

103F16の解説

薬物による禁煙療法に関する問いである。薬物療法の適応は、ニコチン依存症スクリーニングテストなどによって評価される。
a 食後の喫煙願望はニコチン依存度とは相関しない。
b 現在の喫煙本数は10本/日であり、ニコチン依存度が高いとは言い切れない。
c 正しい。起床後すぐの喫煙願望はニコチン依存度が強く、TDSの評価項目である。
d・e 依存度が低く、まずは行動療法などを考慮する。

正答率:71%

テーマ:禁煙治療における薬物療法の適応

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