103B43

22歳の男性。地方都市の素封家に生まれ、不自由なく育った。地元の高校を卒業後、大都市の大学に入学した。ほどほどに勉強し、サークル活動に参加し、親友もでき、ガールフレンドができたり別れたりして、大学生活に満足しているつもりだった。ところが、友人たちが就職を話題にする時期になって、自分は人生に何を求めているのか、わからなくなってしまった。両親は家業を継ぐことを期待しているし、自分もそのつもりだったが、それでいいのだろうか。このまま社会に出るのが不安になってきた。
この青年が直面している課題はどれか。
社会性の習得
分離不安の克服
自我同一性の形成
自己中心性の獲得
抽象的思考能力の向上

解答: c

103B43の解説

「自分は人生に何を求めているのか、わからなくなってしまった」「それでいいのだろうか。このまま社会に出るのが不安になってきた」といった記載より、この年齢の青年が直面しやすい状況を考察する一般常識問題。
a 社会性の習得は幼児期から始まる。
b 分離不安の克服は幼児期の課題。
c 正しい。自我同一性の形成過程と言える。
d 自己中心性の獲得は幼児期にみられる。
e 抽象的思考能力の向上は学童期の課題である。

正答率:82%

テーマ:青年が直面している発達課題

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