102H21

28歳の女性。1週前に嘔気で受診し、薬剤を処方された。その後、別の医療機関で妊娠と診断された。薬剤による胎児への影響を心配して、薬剤を処方した医療機関に再来院した。
対応として適切なのはどれか。
「当院の産婦人科に入院して中絶しましょう」
「妊娠や服薬の状況について詳しく教えてください」
「あなたが不注意なために、こういう問題が起こったのですよ」
「病院の苦情を担当する課が対応しますので、そちらで相談してください」
「なぜ、そんなことを考えるのですか。元気な赤ちゃんを産むように頑張りましょう」

解答: b

102H21の解説

妊娠と診断されている28歳の女性である。嘔気に対し処方された薬剤による胎児への影響を心配している。
a 現時点で流産の有無は確認できず、中絶を行うのは早計である。
b 正しい。まずは、現在の妊娠や服薬状況について詳しく聞くべきである。
c 妊娠時に使用できる薬剤も多く、処方されることは不注意とはいえない。
d 胎児への影響を心配しており、病院の苦情には該当しない。
e 医師としては、正確な医学情報にて患者を安心させるべきである。

正答率:100%

テーマ:薬剤による胎児への影響を心配する妊婦への対応

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