101B15

患者対照研究はコホート研究に比べてバイアスが生じやすい。主な原因はどれか。
疾患の判定が困難である。
相対危険度を直接計算できない。
要因の情報を記憶に頼ることが多い。
まれな疾患を対象とすることが多い。
疾患を有しない群の同定が困難である。

解答: c

101B15の解説

患者対照研究は後向き研究であり、ある疾病の有無により患者群と健康群を設定し、過去に遡って要因を調べる。
a すでに診断がついているため、疾患の判定は容易である。
b 相対危険度を直接計算できないのは確かだが、これはバイアスと関係ない話である。
c 正しい。原因調査は記憶に頼ることが多く、情報バイアスが生まれる。
d まれな疾患を対象とできるのは患者対照研究の強みである。
e 群の同定について、コホート研究とバイアスの生じやすさは大差ない。

正答率:89%

テーマ:患者対照研究がコホート研究に比べてバイアスを生じやすい主な原因

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