101B106

成人で同種造血幹細胞移植の適応になるのはどれか。
不応性貧血
多発性骨髄腫
慢性リンパ性白血病
中等症の再生不良性貧血
急性リンパ性白血病の第一寛解期

解答: e

101B106の解説

a 骨髄異形成症候群〈MDS〉の一過程。貧血のみであれば補うにしても濃厚赤血球液でよい。
b 自家造血幹細胞移植併用大量化学療法が若年者多発性骨髄腫〈MM〉の標準的治療となっている。
c 化学療法が第一選択となる。
d 軽症〜中等症の再生不良性貧血〈AA〉には蛋白同化ステロイドが用いられる。やや重症〜最重症では40歳未満で骨髄移植が行われる。
e 正しい。同種造血幹細胞移植の適応。
※臨床上のエビデンスから決められている側面が大きく、病態から解答が導ける問題ではない。知っているか知らないか、の難問。
※a〜dで絶対に同種造血幹細胞移植が行われないか、というとそう言い切ることもできず、eの選択肢が正しいという事実だけを覚えてサッサと次の問題へと進もう。

正答率:53%

テーマ:成人で同種造血幹細胞移植の適応になる病態

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