100I5

10か月の乳児。母親が発達の遅れを心配して来院した。在胎38週、自然分娩で出生。母乳栄養である。定頸5か月、坐位9か月、寝返りはするが這い這いはできない。
この児に対する発達の評価に適しているのはどれか。2つ選べ
Moro反射
Landau反射
Babinski反射
手掌把握反射
パラシュート反射

解答: b,e

100I5の解説

発達の遅れを心配されている10か月の乳児である。坐位が9か月と運動発達に遅れがある。
a Moro反射は4か月頃に消失するため、10か月児では通常みられない。
b 正しい。Landau反射は生後6か月頃よりみられはじめ、2歳頃に消失するため本例では発達の評価に適している。
c Babinski反射は2歳頃に消失するため、10か月児では通常陽性である。
d 手掌把握反射は6か月頃に消失するため、10か月児では通常みられない。
e 正しい。パラシュート反射は生後9か月頃よりみられはじめ、生涯残るため本例では発達の評価に適している。

正答率:67%

テーマ:10か月の乳児の発達評価

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