解決済 - 04.免疫

血管性浮腫

血管性浮腫とアナフィラキシーショックはなにで鑑別するのでしょうか?

回答2件

  • 原因(遺伝性か? 特定の薬剤か? 不特定の薬剤か?)、症候(限局しているか?、全身性のショックか?)などで両疾患は違いがございますが、漠然とした質問であり、回答しにくいのが正直なところです。
    なにか問題形式で出題がございましたら、ご提示ください。

  • お世話になっています。ひでたかと申します。

    アナフィラキシーも血管性浮腫も症状の出方はかなり似ているので、最初は区別せず対応するようです。

    どちらも原因となる刺激に暴露した後数分から数時間の間に様々なところに浮腫がでてきます。特にどちらも舌・軟口蓋・喉頭に浮腫が出現して上気道症状が出現しうるので、気道確保ができるようにします。それがなくても下気道症状(喘鳴、低酸素血症)、消化器症状(腹痛・下痢)、血圧低下とそれによる失神・全身脱力のどれかがあれば「とりあえずアナフィラキシー」と考えてアドレナリンの筋注を考慮するみたいです。

    上気道の浮腫がなく、顔とか皮膚とか局所的な浮腫のみの場合は「血管浮腫」と考えて、どっしり構えて原因検索(服薬歴《ACE阻害薬》・アレルゲンとの接触・家族歴《C1インヒビター遺伝子異常》・既往歴《発作の繰り返し》)を行うようです。遺伝性を疑えば補体を測定するようです。

    「鑑別」と言うよりは「現場での対応」の話になりましたが、参考にしてください。

    山中克郎『攻める問診』文光堂 p14-15

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