確かに様々な形の徐脈になっていますが、2分以上徐脈になっている箇所もあり、遷延一過性徐脈との見分け方が分かりません。
100回以前の問題で恐縮ですが、講義で取り扱っている問題ということもあり、ご回答いただければ幸いです。
追加 問題番号が表示されていませんでした。96a2です。
心拍数が低下しはじめてから30秒以内に最下点に達するものを変動一過性徐脈と考えるようにしていますが、ご質問の問題ではいかがでしょう。
コメントありがとうございます。また問題番号を表示しておらずご迷惑をおかけしました。問題番号は96a2です。
この問題では心拍数が低下しはじめてから、1分半程度で最下点に達しております。
書籍で確認したところ、変動一過性徐脈は①「最下点まで30秒未満」②「基線より15bpm以上低下」③「最下点から15秒以上2分未満で元に戻る」となっておりました。今回は①は満たしませんが、②③は満たしております。遷延一過性徐脈では2分以上の基線の低下が必要なので、①を満たしてなくとも、どちらかと言われれば変動一過性徐脈と判断できるということでしょうか。
変動一過性徐脈における、いわゆる30秒ルールは定義の1つなので外せないと思います。
さて、問題の96a2ですが、zackさんのおっしゃる通りCTG上は遷延一過性徐脈と読み取れます。
遷延一過性徐脈の原因は様々であり、臍帯圧迫による圧変化によるものから、胎盤機能不全による低酸素などが考えられます。そう考えると正直回答には困りますね。。
第96回の医師国家試験は2002年に行われたと思います。30秒ルールが初めて提唱されたのは2003年だそうで、定義に組み込まれたのはさらに10年後の2013年です。ひょっとすると昔は変動一過性徐脈の定義が異なったものだったのかもしれませんね。
もしそうなら、破水済みということから臍帯脱出の可能性を考えなくてはならないのでしょうかね。
質問内容の答えにはなっていませんが、参考になれば幸いです。
Zoominさん、丁寧に解説いただきありがとうございます。大変参考になりました。
現在のルールがまだ適応されていなかった可能性があるのですね。
ひとまずは30秒ルールなど今の定義を覚えて、今回の問題はあまり深追いしない方が賢明かもしれませんね。
また、もし穂澄先生がご覧になられているようでしたら、お手すきの際にご回答いただければ幸いです。
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