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DNA修復について

DNAの複製の際にはDNAトポイソメラーゼが2本鎖を1本鎖にしてからDNAヘリカーゼが働きますが、DNA修復の際にはいきなりDNAヘリカーゼが働いているのはなぜですか? ダメージにより最初から切れていたと場合だと納得いきますが、単に塩基配列が誤っている場合だとまずトポイソメラーゼが働かなければならないのではないかと考えてしまいます。

回答3件

  • 関係があるかわかりませんが、「あたらしい基礎医学2019」の第三回でDNAトポイソメラーゼの役割が「2本鎖DNAを2本に分断する」と説明されています。が、個人的にこの説明はよくわからず、間違っているようにも感じました。DNAトポイソメラーゼの役割は、「DNAヘリカーゼが二重らせんを解くことによって生じてしまう”上流の更なるねじれ”を解消するために、一時的に一本鎖又は二本鎖に切れ目を入れること、そしてねじれを解消した後に再度つなぐこと」だと思います。絡まった糸の二か所をつまんで「ギュ」っと引っ張ったら、さらに絡まって”ダマ”ができますよね。そういうねじれ(歪み)の増強を解消するわけです。順番としてはヘリカーゼがほどく→トポイソメラーゼがねじれを解消する、という感じでしょうか。
    答えになっていなかったらごめんなさい。

    • ありがとうございます。
      私も教科書を見て確認しましたが回答者様のおっしゃってた様なことが書いてありました。
      ご丁寧にありがとうございます。

  • >こ_ _た

    発見ありがとうございます。2本鎖を1本鎖にするのはヘリカーゼの方です。そのため、修復の際にはまずヘリカーゼが働きます。トポイソメラーゼは「2本に分断」ではなく、「らせんのねじれを解消する」のが正しい働きです。

    >かおりちゃん

    ご指摘の通りです。トポイソメラーゼの働きとして「2本に分断」は不正確で、正しくは「ねじれの解消」になります。

    >2019基礎医学をご利用の方

    ↑の議論を確認し、テキスト31ページ、2.6-Bの①を「DNAを2本に分断する」→「DNAのねじれを解消する」、②を「DNAを1本鎖にほどく」→「DNAの水素結合を切断し、1本鎖にほどく」と訂正ください(下部のイラスト該当部も)。また、確認問題Daphneではaの①も誤りとなります。
    2020基礎医学以降をご利用の方は修正済みですので、気にしなくてOKです。

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