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回答数 2

テストゼミ③予想・新GL篇 問題番号77 ←ネタバレになるので内容は伏せます

 腕神経叢障害についての質問なのですが、本症例で鷲手を呈するのは、腫瘍により障害されている神経の純粋な成分が尺骨神経のみだからという考え方でよいのでしょうか。

 この問題では肺尖部の占拠性病変に関する問題であったことから、Horner症候群、鎖骨下静脈狭窄、腕神経叢障害を想起し、解答を出すことができたのですが、選択肢aを確実な正解として〇にしきれませんでした。
 CT画像上、正中にみられる椎骨の一番下で最もはっきりと写っているものが、第7頸椎(第1肋骨の位置より←間違っていたら教えてください。)だと考え、腫瘍は画像の左右差から右の第6頸椎の下半分の位置まで浸潤しているようにみえたので、腕神経の神経根でいうと腫瘍はC7(橈骨神経)まで障害していると考えました。
 また、解剖学の話になりますが、肺尖部付近での腕神経叢は神経幹と呼ばれる束になっています。本症例の腫瘍は第6頸椎付近まで浸潤していると仮定してあるので、神経幹でいうと中神経幹・下神経幹を障害していると考えられます。この中・下神経幹の純粋な成分としては尺骨神経に、他は上神経幹の成分と混合されて正中・橈骨神経に分布します。
 以上のことから尺骨神経はメインで障害さるれるため、鷲手を呈することがありうると思います。しかし、本症例の腫瘍はC7根や中・下神経幹を障害している(と思われる)ことから橈骨神経・正中神経の両者とも少なからず障害を受けていると考えられ、橈骨・正中神経支配の筋肉も障害され、鷲手特有の手の形を呈することができなくなるのではないかと考えてしまい、選択肢aを確実な正解として〇をつけられませんでした。
 最初の文に戻りますが、本症例で鷲手を呈するのは、腫瘍により障害されている神経の純粋な成分が尺骨神経のみだからという考え方でよいのでしょうか。ご教授のほどよろしくお願い致します。

コメント

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ほずみん
ほずみん

本問は109E58-eの改変です。腫瘍の存在部位もほぼ同一かと。

 穂澄先生、回答していただきありがとうございます。直近3年分に入ってくるので、しっかりと復習しておきます。
 今回の問題では、左頸部は筋肉の形を追うことができたのですが、右頸部の方では左側に比べてベタっとした印象を受けてしまい、橈骨・尺骨神経までも障害されていると考えてしまったことで、鷲手になるのかな?と思ってしまった次第でした。
 最後に、テストゼミはとても充実した内容が目白押しで、勉強のやり甲斐があります。穂澄先生、ありがとうございます。

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