神経原性ショックにおける深部腱反射は受傷部位のみならず受傷部位以下の反射も全て消失すると書いてある記載を目にしたのですが、合っているのでしょうか?
受傷部位の反射は下位運動ニューロン障害のため低下するが、受傷部位以下の反射は上位運動ニューロン障害により亢進すると思ったのですが。
急性期では、上位ニューロンからの促進が低下するので、末梢においては腱反射は低下するかと思います。
交感神経系も同様の理由で低下するので、低血圧・ショックという症候も出現するのではないでしょうか。
上位運動ニューロン障害→腱反射亢進という機序は、慢性的な経過の中での「再構築」によるものと習った覚えがあります。
時間を経るに連れて、下位ニューロンが「上のニューロンから命令・促進のシグナルが来ない…… これからは自分でどんどん活性化しちゃおう」というようになっていくんだと思います。
どういう問題かわからないですが、このことは知っておいてもいいかもしれません。
たいへんよくわかりすっきりしました!ありがとうございます。
ログインするとコメントを投稿することができます。