心房粗動や心房細動の徐拍化に用いるCa拮抗薬やジギタリスなどは房室結節の不応期を伸ばす薬剤だと思います。
だとすれば心房粗動の患者にこれらの薬剤投与しても心房のre-entryは残る(すなわち投与前は2:1伝導だったのが投与後は5:1になるようなイメージ)ということでしょうか。
心房粗動の動機症状には、レートコントロールのため、β遮断薬やCa拮抗薬を使いますが、心房粗動を停止するには、薬剤では難しいようです。根治には、カテーテルアブレーションが有効だと、日本不整脈心電学会の「心房粗動」の欄に書いてありました。
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