体験記:夏模試偏差値35から冬模試50まで上がった私の勉強方法

みなさんどうも、穂澄です。今年もあっという間に夏が終わってしまいました。
今年春、弊社エンジニアにこのblogカテゴリを作ってもらったのですが多忙にかまけて全然記事を作れておらず。
ま、私、小さい頃から三日坊主マンですので、想定内なのですが。
今後は時間があれば利用者の方に有益なブロク的記事をちょくちょく書いていこうと思います(が、また三日坊主で終わっちゃったらゴメンナサイ;期待しないで下さい)。
※ブログ記事一覧は、トップページにある「記事カテゴリー」から見れます! 今後、事務的な記事と、私が書いた勉強法などに寄せた記事を棲み分け、後者をブログ記事としてまとめていけたらな、と考えています。

さて、現在medu4では『テストゼミ』シリーズをガンガン作成しています。①基礎篇は7月に公開が完了し、9月に②標準篇、11月に③融合篇、12月〜1月に④予想篇、と4部構成でお送りします。
受講していただいている方もありがたいことに年々増加しており、今年の基礎篇も想定した以上の方に受講していただいています(ありがとうございます)。
が、今ひとつ効果的にテストゼミが利用できていない方、またテストゼミの必要性を自覚してない方、もおられるようですので本日は112回の合格者(現研修医)であるH.S.さんに「秋〜冬の勉強とテストゼミ」をテーマに寄稿願いました。

*  *  *

私はもともと地方出身で、中学時代も高校時代もあまり勉強をする習慣がなく、高校・大学受験、学内の進級試験、CBTと(追試にかかったことは何度かありましたが)なんとか乗り越えていました。
国家試験対策も決して始めるのが遅かったわけではなく、4年生のCBTが終わるのと同時に市販の過去問がまとめてある問題集を大学内で共同購入し、クリクラに合わせてすこしずつ解いていました。結果、「まぁ国家試験もこのまま乗り切れるかな」と甘く考えていたのでした。

しかし、決定的にまずいな、と思ったのは6年生の夏でした。8月に夏模試を受験したのですが、なんとその時の偏差値が35くらい。全国順位も低く、泣きそうになりました。
確かにあまり解けた感じはしなかったのですが、ここまで悪いとは思っておらず、成績表をみたときには心底ショックを受けたのを覚えています。
それまでにmedu4ではない予備校の臓器別講座をビデオで一応受けていたのですが、全科目は視聴完了しておらず、まだらにみただけで、テキストの復習もいい加減でした。
これもビデオ講座のテキストと、市販の問題集をあっちこっち手を出してしまったのが今となっては悪い勉強だったと反省しています。

このとき、あわてて成績優秀な友人に勉強のアドバイスをもらったところ、紹介されたのがmedu4の『テストゼミ』でした。
実は周囲にもチラホラmedu4を使っている友人がおり気にはなっていたのですが、自分とは関係ない話だと勝手に思っていました。
medu4のビデオ講座を受けるのは初めてで、最初は仕組みに少し戸惑いましたが、標準篇・融合篇・予想篇の3講座合わせて8,000円と高くなかったのでその日のうちに購入し、さっそく受講を始めてみました。

テストゼミはまず20問からなるセットを提示された制限時間に合わせて、自力で演習することから始まります。
標準篇の第1回を受けてみて感じた率直な感想が「あ、これ夏模試受けてるときと同じだわ」というものです。
なんとなく解けている感じもあり、でも自分の出した答えに絶対的な自信があるわけでもなく、「まぁこんな感じかな」と制限時間を5分くらい余らせて終了した記憶があります。
が、直後に受けた穂澄先生の解説講座は新鮮でした。まさしく私がいい加減に解いていたところをビデオの中で先生が指摘してくださるのです。
「これ、aを選ぶ人が多いんですよね」←「え、それ私なんだけど(汗)」
「ここでbを選ぶ人はセンス悪いです」←「ええ!? 普通に選んだんだけど(泣)」
みたいな感じです。
講義の中では次回以降そうした間違いをしないためにはどう考えればよいのか、そうした深いところまで指導が入ります

これまでビデオ講座をみても、市販の問題集を解いても「いつも一人で覚え込んでいる」という感覚でした。
今になって思えばこれが自己流に走ってしまって、変な癖になってしまっていたのかもしれません。
直前に問題を解いたばかりで記憶が残っているということもあり、テストゼミでは一方通行ではなく、まるで先生と会話しているかのように講義が進むため、1時間の講義があっという間に終わってしまいます。
そして、毎回のテストゼミが終わった後には、自分のやってしまった間違いの原因を紙に書き出しておきました(このメモは国試当日の朝にもう一度みました)。

そんなこんなで標準篇が終わり、融合篇に進みました。
正直、融合篇は私には難しく感じました。穂澄先生いわく「難易度は一定なので、標準篇も融合篇も大きく変わらない」とのことなのですが、おそらくは科目ごとの問題集勉強になれすぎていて、複数分野が絡み合ってくる問題には無意識のうちに苦手意識を抱いていたのかもしれません。

融合篇まで見終わったタイミングで冬模試を受けました。
これは自分の中でけっこう大きな変化を感じた模試でした。夏模試と比べ、自信をもって解ける問題が増えたのです。
きっとテストゼミを受ける中で、アウトプットの重要さに気づき、日頃の学習から問題を解く姿勢が変わってきたのが理由だと思います。
結果、偏差値は50を超え、無事に合格安全圏に入ることができました。

年明けにはテストゼミの予想篇を受け、その後112回国家試験へ臨みました。
必修の簡単な問題を落としてしまったり、禁忌肢を踏んでしまったり、と完全に満足の行く結果ではありませんでしたが、無事に合格することができ、現在は研修医生活を送らせていただいています。

113回の国試を受ける方へのメッセージですが、秋口からインプットメインの勉強をアウトプットメインの勉強に変えていくことをお勧めします。
それから問題をなんとなく解く癖をなるべく減らすことが大切だと思います。
直前期はけっこうメンタル面でもやられました。日常的にはけ口を言い合える友達を一人はもっておくとよいでしょう。

*  *  *

以上が体験記です。H.S.さん、ありがとうございました。
受験生の中には量をこなせば何とかなる、とがむしゃらに勉強を進めていく方が未だに一部おられます。
あるいは逆に、質のよい勉強をすればよい、ということを自分なりに解釈し、逆に絶対的な勉強時間が担保できていない人も多いです。
現代の国家試験には王道な勉強法があります。この正しい勉強法に基づいて、できる限り勉強時間を増やしていくことが合格には欠かせません
H.S.さんのケースでは、夏模試での辛酸をバネに、ご自身に合った勉強法を秋に見つけることができたのがよかったのだと思います。
ぜひ参考にして下さい。

それではまた!

穂澄

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