役に立つスコアリング・覚え方など

CHADS2 score

心房細動における脳梗塞発症リスクの評価スコア。
Congestive heart failure(うっ血性心不全)→1点、Hypertension(高血圧)→1点、Age(75歳以上)→1点、Diabetes Mellitus(糖尿病)→1点、Stroke(脳梗塞や一過性脳虚血発作〈TIA〉)→2点、の合計点で評価する。
2点以上にて抗凝固薬投与が推奨されている。


1日アルブミン排泄量のクレアチニン補正

健常人の1日のクレアチニン排泄量を1,000mgと設定し、随時尿のクレアチニン濃度をCr mg/dLとすると、1日尿量は1000/Cr dL(=1/gCr dL)となる(見やすさのため、g=1000mgで単位変更して通分)。
随時尿の微量アルブミン量をXmg/dLとすると、1日の尿中微量アルブミン量は、Xmg/gCrとなる。XとCrは随時尿で測定可能なため、あえて1日蓄尿せずとも、1日のアルブミン排泄量が推定できることとなる。


Glasgow Coma Scale〈GCS〉

・開眼機能〈eye opening〉
 4点:自発的に開眼する。
 3点:強く呼びかけると開眼する。
 2点:痛み刺激にて開眼する。
 1点:痛み刺激でも開眼しない。
・言語機能〈verbal response〉
 5点:見当識あり。
 4点:会話はできるも、意味が通らない。
 3点:発語はみられるも、会話は成立しない。
 2点:意味のない発声のみみられる。
 1点:発語なし。
 ※挿管などで発声が出来ない場合は「T」と表記し、V1として扱う。
・運動機能〈motor response〉
 6点:命令に従える。
 5点:痛み刺激に対し、手で払いのける。
 4点:痛み刺激に対し、四肢を引っ込める。
 3点:除皮質硬直(屈曲運動)
 2点:除脳硬直(伸展運動)
 1点:運動なし。
 ※運動麻痺の存在下で左右差がある場合は、成績の良い方を採用する。


Japan Coma Scale〈JCS〉

・1桁
 0:意識清明
 1:意識清明とは言えないが、見当識は保たれている。
 2:見当識障害あり。
 3:自分の名前、生年月日が言えない。
・2桁
 10:普通の呼びかけで開眼。
 20:大声や強い揺さぶりで開眼。
 30:痛み刺激にて開眼。
・3桁
 100:痛み刺激に対し、手で払いのける。
 200:痛み刺激に対し、手足を動かしたり、顔をしかめたりする。
 300:痛み刺激にも反応しない。


市中肺炎の入院適応を決めるスコア

・CURB65
 ①見当識障害(Confision)
 ②尿素窒素〈BUN〉>20mg/dL(Uremia)
 ③呼吸数≧30/分(Respiratory rate)
 ④血圧≦90/60mmHg(Blood pressure)
 ⑤65歳以上(65)
 各1点で評価し、2点以上で入院適応。
 ※血圧は収縮期と拡張期いずれか満たせばよい。また拡張期を50mmHgと示す文献もある。

・A-DROP
 ①男性≧70歳・女性≧75歳(Age)
 ②尿素窒素〈BUN〉≧21mg/dL or 脱水あり(Dehydration)
 ③SpO2≦90% or PaO2≦60Torr(Respiration)
 ④意識障害あり(Orientation)
 ⑤収縮期血圧≦90mmHg(Pressure)
 各1点で評価し、1~2点で外来または入院(3点以上で入院必須)。

COMMENTS

  1. 脳梗塞の早期発見リスクを評価する指標のABCD2スコアは覚えた方がいいのでしょうか

  2. CHADS2スコアに関連して、CHA2DS2- VAScスコアという新しいスコアもあるそうです。国試に出題されると思われますか。

  3. 挿管では状況に応じて1点または5点のどちらかになると書かれていましたよ

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