111I41

65歳の男性。睡眠中の行動異常を主訴に妻に伴われて来院した。5年前からしばしば悪夢を見てはっきりした寝言を言うようになった。次第に睡眠中に大声で叫んだり笑ったりするようになり、上肢を振り回し妻に殴りかかることがあった。寝言や寝ぼけた行動は夢の内容に対応していた。

最も考えられる疾患について正しいのはどれか。

Alzheimer型認知症に移行する可能性が高い。
徐波睡眠相に一致して行動異常が出現する。
妻に対する無意識の敵意が原因である。
寝室環境の調整が必要である。
過眠を伴うことが多い。

解答: d

111I41の解説

高齢男性が夢に連動した行動障害を呈しており、REM睡眠行動障害を考える。
a Parkinson病やLewy小体型認知症の初期症状の場合がある。
b 脳波はREM期に速波となる。
c 心因的要素は関係ない。また、妻との関係を示唆する記載もない。
d 正しい。起き上がった時にぶつかって怪我等しないように寝室環境を整えよ、という意図であろう。
e 睡眠不足も過眠もみられない。

正答率:41%

テーマ:REM睡眠行動障害について

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