111I24

嘔吐と下痢を伴うウイルス性胃腸炎が強く疑われる児の汚物を処理する際に用いる消毒薬として適切なのはどれか。

エタノール
ポビドンヨード
塩化ベンザルコニウム
次亜塩素酸ナトリウム
グルコン酸クロルへキシジン

解答: d

111I24の解説

小児における嘔吐と下痢を伴うウイルス性胃腸炎の代表格はノロウイルス感染である。
a 通常のエタノール消毒は無効。
b ポビドンヨードは手術時や小外科処置時の皮膚消毒に用いられる。
c 逆性石けんであり、院内の環境消毒に用いられる。
d 正しい。ノロウイルス感染者の汚物処理には次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効。
e グルコン酸クロルヘキシジンもbと同様の用途で用いられる。手術前の消毒で用いられるピンクの液(製剤名「ヒビテン」)として見たことがあるはずだ。

正答率:99%

テーマ:ウイルス性胃腸炎の児の吐物処理に使用する消毒薬

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