111F31

その後の経過:患者が検査に行くために診察室のドアを開けたところ、突然その場で倒れてしまった。駆け寄って患者の肩をたたいてみたが反応がないため、そばにいた看護師に応援を呼ぶことと隣の処置室の除細動器と救急カートとを持ってくることを依頼した。気道を確保し、呼吸と頸動脈の脈拍とを確認したが、呼吸はなく脈拍は触知できない。

次に行うべきなのはどれか。

アドレナリン筋注
対光反射の確認
胸骨圧迫
気管挿管
血管確保

解答: c

111F31の解説

外来でしばしばみられる、患者の急変。
a アナフィラキシーショックに有効。
b 神経学的検査であるが、救命に直結しない。
c 正しい。呼吸と脈拍を触知しないので心肺停止状態と考え直ちに胸骨圧迫を行う。BLSの基本が問われている。
d・e 胸骨圧迫を開始した後に準備する。この時の輸液は全開投与である。

正答率:94%

テーマ:【長文2/2】呼吸がなく、脈拍が触知できない際に行うこと

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