111E47

22歳の男性。頸部の皮疹を主訴に来院した。3か月前に頸部に痒みを伴う皮疹が出現し、次第に拡大した。病変部から鱗屑を採取し、苛性カリ〈KOH〉直接鏡検法で観察した。頸部の写真を別に示す。
標本(①〜⑤)のうち、この患者のものと考えられるのはどれか。

解答: b

111E47の解説

若年男性の頸部皮疹。痒みは伴っており、Aでは中心治癒傾向と環状紅斑とを認めている。体部白癬の診断。
a ①はカンジダである。
b 正しい。②は糸状菌であり、白癬である。
c ③は毛包虫である。
d ④は黒色真菌(クロモミコーシス)である。
e ⑤は疥癬虫である。

正答率:51%

テーマ:白癬の病理標本

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