110I1

アスペルギルス症が最も合併しやすいのはどれか。
無ガンマグロブリン血症
Wiskott-Aldrich症候群
毛細血管拡張性失調症
DiGeorge症候群
慢性肉芽腫症

解答: e

110I1の解説

アスペルギルスは真菌である。真菌防御に対しては好中球とT細胞が主に働いている。
a B細胞の異常をきたす病態。
b B細胞かつT細胞の異常をきたす病態。
c B細胞かつT細胞の異常をきたす病態。
d T細胞の異常をきたす病態。
e 正しい。好中球の異常をきたす病態。
このように疾患を分類してみると、出題者の意図として「T細胞が異常となるのはどれか」という旨であればb〜dの3つが正答となってしまう。ゆえに本問では「好中球が異常となるのはどれか」と読み替え、eを選択することとなる。
実際に当時の受験生はeよりもdを選択した者が多かった。あくまで疫学的な問題であるため、知らなければ解答のしようがない。上記のようにテクニカルに攻めるのが本問に限って言えば最もうまくいく。

正答率:41%

テーマ:原発性免疫不全でアスペルギルス症を合併しやすいもの

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