110E69

その後の経過:翌日に撮影された頭部MRIのFLAIR像で脳梁を中心とした白質に小さな高信号領域の散在を認めた。受傷後4日目に開眼し、受傷後5日目には意識レベルはJCSI-1となった。リハビリテーションを進め自宅退院を目指すことになった。
退院後も長期に認められる可能性があるのはどれか。
失調
片麻痺
嚥下障害
排便障害
行動障害

解答: e

110E69の解説

「脳梁を中心とした白質に小さな高信号領域の散在」という記載よりびまん性軸索損傷〈DAI〉を考える。
a 小脳や深部覚障害でみられる。
b 錐体路障害でみられる。
c (仮性)球麻痺でみられる。
d 自律神経障害でみられる。
e 正しい。DAIでは高次機能障害がみられ、その一環として行動障害が出現する。

正答率:49%

テーマ:【長文3/3】退院後も長期に認められる障害

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