110D16

統合失調症治療薬の抗ドパミン作用と関連した副作用はどれか。2つ選べ
嘔吐
口渇
無月経
手指振戦
体重減少

解答: c,d

110D16の解説

a・b 特に抗ドパミン作用とは関係がない。
c 正しい。ドパミンには下垂体前葉由来のプロラクチンを抑制する働きがある。そのため、抗ドパミン薬の投与により乳汁分泌や性腺機能低下(無月経や勃起不全など)の副作用がみられる。
d 正しい。ドパミン欠乏により黒質-線条体由来の運動制御がしにくくなり、手指振戦など不随意運動がみられる。
e むしろ体重増加をみることが多い。

正答率:83%

テーマ:統合失調症治療薬の抗ドパミン作用と関連した副作用

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